コピーライティングに国語力や写経は必要か?
本日は、コピーライティングを行う上で国語力や写経が必要か?と言ったお話です。
セールスコピーライターにとって、セールスライティングスキルを上げるには、国語力のアップや写経が必要とされていますが、それは本当なのでしょうか?
多くの指導者の方は、コピーライティングを行うには、国語力や写経が必要とおっしゃります。
もちろんこれは、他人の意見を否定するものではなく、あくまでも僕が意識しているもので、僕の経験上での話ですので、参考にして頂き、ご自身の答えに結び付けて頂ければ幸いです。
まず、国語力については・・・
ウソ!
と意識しています。
「認識」ではなく「意識」です。
最近、セールスコピーライティングの件で、色々とご相談を頂くのですが、みなさん共通して、根本的に間違っている事があるんですよね。
文章が上手い=国語力がある
と思われていて、
「魅力的な文章を書くには、国語力をアップする必要があるので、読書をする必要がある」
なんて思われているんですよね。
それ、誤解ですよ。
国語力は、文章や言葉を理解する能力をアップさせますが、セールスコピーライティングそのもののスキルはアップしません・・・(汗)
つまり読書は、
読解力
を高める為に必要なだけですね。
さらに言いますと、セールスコピーライティングに必要なボキャブラリーも豊富にはなりません・・・
では、写経についてはどうでしょう?
それもウソ!と僕は断言しております。
間違ったティーチャー気どりの人が
「セールスレターを上達させるには、売れているセールスレターを写経すべし!」
みたいに言う人もいますが、これは大間違いで信用してはダメです。確かに写経すると、意味や流れは把握出来ますが、上達はしません・・・
時間の無駄です。
そんなの真に受けてやっていたら、腱鞘炎になります(笑)。現実問題として、セールスライティングは文章力ではないので、「書く」だけでは上手くなりません・・・汗
コピーライティングを上達させるには、
「話術」
を鍛える事です。
相手を納得させる話術
ここで言う「納得」とは、理解させるなどの表面的な部分ではなく、感情の部分です。
- 相手を笑わせる
- 相手を泣かせる
- 相手を怒らせる
為の話を文章にして、実際に声に出して喋ってみる事です。
実際に声に出して喋る事で、自分の作った文章に無駄がある事に気付きます。
感情が入りますので、句読点の打ち方も変わります。
単なる文章では不必要と思われる「繰り返しの文章」を入れるポイントにも気付きます。
セールスコピーは、文章でなく、お手紙です。
手紙は、文字ではなく、話です。
(今、感覚的な話をしています)
ですので、文字に感情やリズムが加わらなければ「話」となりませんので、喋ってみる必要性があるのです。
一度、ご自分で書いた文章を相手(ターゲット)に話しかけるように声を出して読んでみて下さい。
10回読めば、何かに気付き始めます。
次回は、「読書してはいけない理由」についてお話したいと思います。