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シンクライアントの意味と使い方をマスターしよう!

シンクライアントとは、コンピュータネットワークシステムにおいて、クライアントPCに最低限の機能しか持たせずに、ほとんどの処理をサーバで行うようにしたシステムのことをいいます。シンクライアントのシンは「薄い」という意味です。

 

クライアント・サーバシステム

クライアント・サーバシステム

コンピュータの機能をクライアントとサーバに分割して運用する仕組みをクライアント・サーバシステムと言います。会社や学校のLANはたいていクライアント・サーバシステムをとっています。

クライアントとはサービスを利用する側のコンピュータで、サーバはサービスを提供する側のコンピュータです。サーバはネットワークの中心に位置する存在で、サーバが稼働していないとクライアントは十分に稼働できません。

クライアント・サーバシステムのネットワークに参加する場合、パソコン起動時にネットワークパスワード(ネットワークに参加するためのパスワード)を入力する必要があります。正しいパスワードを知っていない限り、そのクライアント・サーバシステムに入り込むことはできません。

典型的なクライアント・サーバシステムでは、サーバに全員が共有すべき重要なデータが置いてあり、その周りにクライアントが多数存在しています。クライアントはサーバに対して「情報を送ってほしい」と連絡し、サーバはその要求通りにデータを返します。サーバは専用のコンピュータを使うこともありますが、小規模なネットワークの場合はサーバ用のOSが入った一般的なパソコンをサーバにすることもできます。

 

シンクライアントとは

シンクライアントとは

さて、シンクライアントとは、このようなクライアント・サーバシステムの中でも、クライアントの機能を最低限のものにとどめて、ほとんどの処理をサーバで行うようにしたシステムのことをいいます。クライアントはハードディスクなどの記憶装置を持っておらず、アプリケーションの起動もサーバ側で行います。

シンクライアントにはネットブート型ブレードPC型プレゼンテーション型仮想PC型4種類があります。

ネットブート型

ネットブート型は、ディスクのないクライアント端末から、管理サーバ上のイメージファイルを使ってOSやアプリケーションを利用する、というものです。リソースは専有可能なので、通常のパソコンを使っているのと同じ感覚で操作することができます。一方で、ユーザーごとに使用するアプリケーションが異なる場合は管理が大変になるという欠点もあります。

ブレードPC型

ブレードPC型は、ブレードPCと呼ばれるコンピュータをマシンルームに設置し、ブレードPCごとにクライアントOSを起動させるものです。ユーザーごとに専用のハードウェアが割り当てられるので通常のパソコンと同じように起動できます。

プレゼンテーション型

プレゼンテーション型はサーバのOS上でアプリケーションを稼働させて、それらのアプリケーションをクライアント上で共有するというものです。リソースは共有となりますが、コストパフォーマンスに優れています。

仮想PC型

仮想PC型はサーバ上にハイパーバイザーを設置して、仮想デスクトップを集約する、というものです。

 

シンクライアントのメリットとデメリット

シンクライアントのメリットとデメリット

シンクライアントの一番のメリット

シンクライアントの一番のメリットは、ベースとなる環境をサーバに集約できることです。通常のパソコンと違い、クライアント側のパソコンにはデータやアプリケーションが残らないため、データを書き換えたり、アプリケーションをバージョンアップしたりする手間が少なくなります。複雑なメンテナンスや導入コストなどもかからないため、非常に経済的です。ここで勝手にアプリケーションをインストールすることもできないため、セキュリティ対策にもなります。数百~数千台ものPCを管理しなければならない場合は、シンクライアントを導入したほうが楽になります。

また、クライアントPCにハードディスクやCD・DVDドライブなどがないため、消耗が少なく故障しづらく長持ちです。プロセッサのパワーも従来のパソコンより低くても問題ないので、省エネ・節電につながります。

さらに、クライアントPCにデータの保存機能がないため、紛失や盗難によるリスクを大幅に減らすことができます。企業や学校にとって何より怖いのは、大切なデータが外部に流出してしまうことです。シンクライアントはそのリスクを大幅に減らすことができます。

データやアプリケーションはサーバ側に残るため、サーバが止まらない限りは通信手段があればいつでもどこでもアクセスできるというのもメリットといえます。災害時などでも自宅から業務が遂行できるのは、災害大国日本では大きなプラスといえます。場所と時間を問わず使えるというのは、サラリーマンのみならずフリーランスやノマドワーカーにとっても大きなメリットといえます。仕事と家庭の両立、労働力の減少といった21世紀特有の課題を解決するのは、シンクライアントかもしれません。

シンクライアントのデメリット

一方、シンクライアントにはデメリットもあります。一番のデメリットは、ネットワークに接続していない状況では全く何もできないということです。ネットワークが整っている社内などで使う場合は特に問題ありませんが、出先で使う場合はWi-Fiなどの何らかの通信手段を確保しておく必要があります。

また、比較的データの転送量が大きくなりやすいので、長時間使用する場合はデータ転送量の上限に注意したほうがいいかもしれません。特にモバイル回線の場合はすぐにデータ転送量の上限に達してしまうので注意が必要です。

そのほか、初期投資コストについても留意する必要があります。シンクライアントを導入する場合は、最初にサーバやストレージなどをそろえる必要があるため、初期投資費用が大きくなりがちです。ただし、性能の低い古いPCをシンクライアントするなどすれば、追加コストは抑えることができます。初期投資が大きい分、その後の費用は少ないと考えて間違いないでしょう。

また、シンクライアントはやろうと思ってすぐにできるわけではありません。しばらくの間は、シンクライアントの環境を整えながら、既存のPCを使っていくことになります。社員が多い企業ではシンクライアントシステムの完成にかなりの時間を要すので、注意が必要です。

このようにデメリットも少なくないシンクライアントですが、最近は災害対策、生産性上々といった観点から注目を集めています。数千台の導入事例も少なくないので、導入を考えてみてもよいかもしれません。

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